ここ数日、風邪で体調が思わしくなかったので、世間の話題とブログのネタに若干タイムラグが発生してるけど、そんなことは全然気にしなーい( ゚∀゚)アヒャ
NHK大河ドラマ:「天地人」妻夫木さん主演に
NHKは20日、09年の大河ドラマ「天地人」の主演が妻夫木聡(つまぶき・さとし)さん(27)に決まったと発表した。
会見した妻夫木さんは「俳優の仕事を始めてから、大河ドラマの主役を演じることが夢だった」と語った。
原作は火坂雅志さんの同名小説で、戦国大名・上杉氏の家臣、直江兼続(なおえ・かねつぐ)の生涯を描く。
(毎日新聞) |
日米問わず俳優が演じた役の中で強烈に印象に残った役がその俳優のイメージとして固定化されてしまう俺。よって、この記事を見て、「ああ、直江山城守がシンクロナイズドスイミングをやったり潜水艦に乗って美女と共にアメリカ海軍と戦ったりするわけか」と思ってしまうんですが…どうすれば良いでしょうorz
それはさておき、直江山城守兼続ですか。まあ、好きでも嫌いでもないので、この人選について別に言うことはありません。
昨年の「風林火山」に続いて新潟の人達が喜びそうやなぁ、とは思いますがw
…作家の田中芳樹がその著書(中国武将列伝)で「司馬遼太郎の”関ヶ原”がなぜ傑作なのか」を説明してる件があるんですが、そこで直江山城のことを「上杉120万石を30万石に減らしただけ」と酷評しています。更に、「石田三成と共に家康を挟撃すると言いながら、西に反転していく東軍をボーっと見送った」とか、「関ヶ原の戦の後、直江状で家康を激しく批判していたにも拘らず、家康にへいこら謝って家を保った」とか、「挙句に大坂の陣で徳川方に付いて豊臣家を滅ぼした(福島正則は警戒されて江戸に残されたのに)」とか、兼続のファンが激怒しそうなことが書かれています(笑)
でも、結果だけを見たら、確かにそうなんですよね…身も蓋もないけど。
なぜ直江山城って小説でもマンガ(花の慶次)でもカッコ良く描かれてるんですかね。
思うに、日本で人気のある蜀漢の諸葛孔明と同様、強大な悪役(徳川家康や曹操)に立ち向かう劣勢な勢力の武将(孔明の場合は軍師)というイメージがあって「義」や「判官贔屓」が好きな日本人の気質に合う、直江山城の仕えた上杉家そのものが不識庵の影響もあって人気が高いので彼の人気もそれに引っ張られている…って感じかな?
ついでながら、俺が戦国で好きなのは黒田官兵衛(孝高・如水)と竹中半兵衛(重治)だったりします。この人達の幾多のエピソードの中で特に好きなのが…
●荒木村重との戦いで官兵衛が裏切ったと誤解した信長が、人質に取っていた官兵衛の子、松寿丸(後の長政)を殺すよう秀吉に命じた際、その任を半兵衛が承り、松寿丸を殺すことなく匿った。
●関ヶ原の戦で活躍し「内府(家康)殿は自分の手をとって感謝していた」と喜んで報告する長政に、如水は「内府殿はどちらの手をとった」と問い、右手だと答えた長政に、今度は「その時にそなたの左手は何をしていた」と問うて、長政を絶句させた。
●如水の武名を慕ってその屋敷に多くの客(家康に好かれていない結城秀康もいた)が訪れていることについて、山名禅高(豊国)が「謀叛の密談をしてるようで宜しくないのでは」と忠告、それが家康の命を受けてのことだと悟った如水は居丈高に「関ヶ原の戦に乗じて天下を取ろうと思えば簡単に取れた、ただ老人の詮無きことだと思って止めたのだ」と言い放った。
…等々。ま、どれも有名な話ですねw
この「両兵衛」が大河ドラマで取り上げられたら、見るかもしれませんねぇ…それほど有名でない俳優が主演の場合のみ、ですがw
ただ、ドラマ化されても、秀吉が官兵衛に対して微妙な悪意を持った時の「
ちんば」という呼び方は全く出てこんやろなぁ(・∀・)ニヤニヤ
posted by safety_badwork at 23:41|
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