これって田中芳樹がまだ“李家豊”やった頃(1981年)の作品やからか、田中芳樹のリベラル的な傾向がダイレクトに反映されてて、作中で主人公の傭兵、古郷のセリフとして「日本人だけど祖国愛の観念は稀薄」とか「特攻(カミカゼ)は集団ヒステリーの産物」ていうのがあるねんてな……それにウンザリして、一度読んだきりで本棚の肥やし化。
ただもう何だかんだで最近は「田中芳樹ってそういう作家やから(苦笑)」という認識で落ち着いてるため、今回は読んでもそこまでイラっとせんかったわ……て言うか一度しか読んでないから物語の展開もほぼ記憶になく、そのせいでそこそこ新鮮な感じで読めたw
……で、そんなことはどうでもエエとして(ぉぃ
正月、本棚移動でこの本を取り出した時は気付かんだけど、先日、久しぶりに読もうと思って取り出して表紙を見た途端、ちょっとニヤリ。

このカバーイラスト、鶴田謙二やんけ😂
以前のエントリに貼った「ラインの虜囚」でこの人の存在及びイラストを初めて知ったと思ってたけど、それよりずっと前に「白夜の弔鐘」でこの人のイラストを、それと認識せんまま見てたんやな……まあ、意外にこういうことってあるといえばあるけどな🤪
ラベル:田中芳樹