
「フリクリ プログレ」「フリクリ オルタナ」
軽く情報を漁ったところ、ネット上での評価が芳しくないんで、とりあえずBDやのうて安価な中古DVD(しかもレンタル落ち)を入手。
金曜日の夜、一気の「オルタナ」「プログレ」の順に見たけど……そんなにダメな作品か?
俺はそれなりに面白かった。ひょっとして、無印よりも面白かったかも……相変わらずストーリーはスンナリ理解できんがw
まあ、無印をまだ1回しか見ておらず、その面白さを完全に理解し切れてない状態やから、そう思えるのかもしれんなぁ。
とりあえず「オルタナ」の主人公であるカナがクライマックスで“エキゾチック反応”を起こして“髪の毛がオレンジ色”に変化し、“驚異的な力を発揮する”という描写があった時点でもう満腹です、はい😇

デンドンデンドンデンドンデンドン……って流れても不思議やないでw
さすがにガイナ立ちはしてないけどw
周囲のキラキラもエーテルが光ってるっぽいし……トップ2のオマージュ最高。
エキゾチック反応によって事象の地平線が云々って辺りも、トップ2っぽいなーとオモタ。
……ネット上のレビューを漁ってみたら、「オルタナ」「プログレ」の評価を下げてる人達は、乱暴に言ってしまえば”無印信者”というヤツで、富野監督のガンダムが好き過ぎて福井晴敏の「ガンダムUC」「ガンダムNT」を叩いてる人、庵野監督の「トップをねらえ!」が好き過ぎて鶴巻監督の「トップをねらえ2!」を叩いてる人と同じ臭いがする。
「こんなのはガンダムじゃない」「トップをねらえ!はこうでなくてはならない」的な、端から見ると頭が固くて感性が柔軟さを失ってるとしか思えないコメントをいろいろ見てきたけど、それに近いと言うか……でも、フリクリ無印を理解し切れてない人間が、フリクリマニアのレビューについてアレコレ言うのも変な話やな。
よし、上記の部分はナシにしよう🤪
……不満を述べてる人の中に、the pillowsの曲の使い方の拙さへの言及もあったな。俺はthe pillowsに全く関心が無いんで、そういう視点があるはずもなく、劇中で曲がかかっても、何の違和感も無かったわ……あぁ、俺がフリクリを見て感情を揺さぶられることが無いんは、ストーリーがとっ散らかってて涙腺を刺激せんのと共に、音楽が全く胸に刺さらんってのもあるかもなぁ。
音楽(劇伴)って結構重要で、ガンダムUCに興味を持ったんは、劇中で流れた澤野弘之の「EGO」(バージョンは違うけど)を聴いたんがキッカケやったもんな……UCやNTで使われた他の曲も、印象に残るものが多かったし。
トップやトップ2を何度見ても心が揺さぶられるのも、田中公平の素晴らしい曲(作られた経緯はアレやけど)が絶妙のタイミングで使われるからやもんな。ガンバスター及びバスターマシン7号がガイナ立ちでデンドンデンドンデンドンデンドンと画面下からせり上がってくるシーンはもういつ見てもウホァァアァァアァ!!(上手く表現できない感情)ってなるし、ノノとチコが心をぶつけ合う会話をしてる時に「バスターマシンの魂」が流れ始めた途端、涙腺がヤバくなるし……ホンマ音楽って大切。
フリクリには、そういうの無いもんな。ファンには申し訳ないけど、the pillowsの曲はオサレ過ぎて合わん。
……ということで、実験的な要素が多く、作風も抽象的、胸に刺さらん音楽が流れ、涙腺にもガツンと来んけど、部分部分は結構面白い、全体的に悪くはないけど満足感も無いという、何とも中途半端な印象のフリクリ3作品であります。今のところ。
ラベル:アニメ