先日、ヤフオクのおすすめ商品欄に出てた「楽園追放」に釣られたけど、今回も同様の理由。気になったんで、軽く情報を確認。1クール、全12話と短めの作品なんやね。更にようつべのPVを見て……はい中古BDポチった。
届いた後、金曜日の夜と土曜日の午後の二回に分けて見た。

「終末のイゼッタ」 全6巻
魔女イゼッタと公国のお姫様であるフィーネの美しい友情(最大限穏当な表現)、大国の脅威に晒されてる小国の過酷な現実を戦争という形で描いた物語。
12話という短い尺なんで否が応でもストーリー展開のテンポが速くなる、しかし物語が単調にならんよう緩急も付けんといかん……その辺り、戦争というシリアスな話を基軸にしつつ、笑えるシーン、涙腺を刺激するシーン、そしてお色気要素強めのシーンをバランス良く配して、上手く纏めてたという印象。
シリアスなパートでは、戦闘シーンでモブの兵士がバタバタ死んでいくし、魔女に関する秘密保持や隠密作戦の失敗で殺されてしまうネームドキャラもいた……これには結構、意表を突かれた。「えっ、そんな形で退場すんの?」みたいな。まあ、その分、日常パートやお色気パートとの落差が感じられてエエんやけど。
もちろん全てが完璧やったわけやのうて、ゲルマニア帝国が持つクローン技術のような不自然、無理があると感じた展開もあったし、序盤から出てたにもかかわらず存在意義がイマイチやったキャラもおったけど、尺の短さを考慮すれば、特に不満を垂れるというレベルでもなし。
……でもネットでは「詰め込み過ぎ」とか「後半は駆け足だった」とかコメントしてる人がチラホラ。それはまあエエんやけど、これが2クール、24話とか25話やと、今度は逆に「中だるみが」とか「内容が薄い」とか「あの回は余分だった」とか物申す人が現れるんやろなぁと思ってしまうのは、アニオタに対する偏見かね?w
作画については、キャラが突っ立って会話してるだけのシーンでちょっと怪しい感じのがあったけど、イゼッタとゲルマニア帝国軍との戦闘シーン、そしてイゼッタとフィーネの絡む(意味深)シーンは気合入ってたな。素晴らしいと思います(真顔
あとこの作品、ネットで似たような雰囲気の「幼女戦記」と比較されてたな……「幼女戦記」はリアタイで見てたし、それなりに面白かったけど、主人公ターニャ・デグレチャフのキツいキャラがどうも合わんかったことや、原作があるからか物語が1クール全12話でスパッと終わらず、続編ありきの作りやったんで、そこで関心が切れた。その後、続編が劇場版として公開されたみたいやけど、未だに見る気は起きず。
どちらがより面白かったかといえば、「終末のイゼッタ」やな。キャラの性格も、ストーリーの取っ付きやすさも、キレイに1クールで終わったところも……あの終わり方、ホンマ良かった。俺の好きな、切ないハッピーエンド。
ということで、何だかんだ、良い作品でした😊
ラベル:アニメ