2007年12月07日

久しぶりに女系天皇容認論が

 先日、毎日新聞の朝刊を読んでいたら、ある投稿に目が留まりました。

皇位継承は 早く男女平等に

女性史研究家 森本 謙三57

 「皇室典範に関する有識者会議」は05年11月、皇位継承権を男系男子限定から女性・女系天皇にも広げる最終報告書を、当時の小泉純一郎首相に提出した。ずっと以前から、皇室典範の男女不平等に疑問を持っていた私は「これでやっと、本当の意味で天皇が『日本国民統合の象徴』になる」と感じた。
 しかし、昨年の悠仁親王誕生以後、皇室典範改正論議はすっかり消えてしまったように思われる。
 現行の皇室典範のままでは、将来的に皇位継承者が悠仁親王ただ1人となる可能性もあり、皇統の維持そのものが綱渡りとなってしまう。皇室存続のためには、典範改正は避けられないと思う。
 スウェーデンやオランダなど欧州の君主国は相次いで、皇位継承権を男女平等に改正している。男女平等の憲法を持つ日本の「象徴」が、男系男子に限定されていることが、私には納得できない。


 久しぶりに女系天皇容認論キタ━━━(゚∀゚)━━━ッ!!

 まあ、「何でもかんでも男女平等でなければならない」とか、成り立ちや歴史が大きく異なるヨーロッパの王室と我が国の皇室を比較するとか、この種の人間にありがちな主張で別に目新しいものではないんですが。

 で、投稿に例として挙げられているスウェーデンとオランダの王室について、Wikipediaを使って軽くまとめてみます。誤りがありましたらツッコミよろしく。

 まずスウェーデン。いわゆる「バイキング」が活動していた頃から王国はあったようですが、カルマル同盟以降を見たら、「ヴァーサ朝」「プファルツ朝」「ヘッセン朝」「ホルシュタイン=ゴットルプ朝」「ベルナドッテ朝」と王家が変わっていますね。現在のスウェーデン王室(ベルナドッテ朝)の祖であるカール14世ヨハンとは、あのナポレオン・ボナパルトの配下の軍人だったベルナドットという人です。彼が即位したのが1818年ですから、王朝の長さとしては200年弱ですか。

 カール14世ヨハンとその子で王位を継いだオスカル1世の夫人はフランス人(そもそもカール14世ヨハンとオスカル1世もフランス出身。オスカルの夫人はナポレオンの養子ウジェーヌの娘)、オスカル1世の子カール15世の夫人はオランダ王家のオラニエ=ナッサウ家出身、カール15世の弟で王位を継いだオスカル2世の夫人はドイツのナッサウ=ヴァイルブルク家出身、その子グスタフ5世の夫人はドイツ(バーデン大公国)のツェーリング家出身、その子グスタフ6世アドルフの夫人は最初はイギリスのザクセン=コーブルク=ゴータ家(現イギリス王室)出身の人で、彼女が亡くなった後に同じくイギリスのマウントバッテン家出身の人と結婚、グスタフ6世の孫で現国王のカール16世グスタフの夫人は一般のドイツ人…ということで、現在のスウェーデンの王室は、フランス人が祖であり、代々外国の女性を夫人に迎えてきたということが解ります。
 また、投稿にもあるように、法改正によって女性の王位継承を認めたため、次の王位はカール16世グスタフの長女ヴィクトリア王女が継ぐことになります。厳密に言うと、ヴィクトリア王女の退位をもってベルナドッテ朝は終わりになるのかな。まあ、スウェーデン人にとっては大したことじゃないのかもしれんけど。


 オランダは、オランダ独立戦争でスペインから独立し共和国になって以降、オラニエ=ナッサウ家が常に頂上に立ち続け、フランス革命の余波で一時期ナポレオンの弟のルイが王位に就いたものの、ナポレオンの没落と共にオラニエ=ナッサウ家が王家として返り咲き、現在に至っています。

 1890年にヴィルヘルミナ女王が即位してからユリアナ(1948年即位)、ベアトリクス(1980年即位、現女王)と女王が3代続いていますが、ヴィルヘルミナ女王の夫君ハインリヒはドイツのメクレンブルク=シュヴェリーン大公国出身、ユリアナ女王も同じくドイツのリッペ=ビーステルフェルト公であるベルンハルトと結婚、現女王のベアトリクスもドイツ人のクラウス・フォン・アムスベルクと結婚…と、オランダの王室だけどドイツ系が色濃い感じ。更に言い足せば、ベアトリクス女王の次に王位に就くであろう長男のヴィレム=アレクサンダー王子の夫人はアルゼンチン人…。

 ところで「オラニエ=ナッサウ」という名字を女王が引き継いでその夫君方は旧姓のまま…というのはどういう理由があるんでしょうな。夫君が公爵や一般人でオラニエ=ナッサウ家よりも格下だからか?教えてエロい人。


 …スウェーデンやオランダに限らず、ヨーロッパ各国の王室ってその歴史の中で何度も何度も何度も何度も王家が変わったり他国の王室との婚姻を重ねたりしているので、スペインやスウェーデンの王室がフランス系だったり、イギリスやベルギーの王室がドイツ系の同じ家系だったり、デンマークとノルウェーとギリシャ(1974年に王制廃止)の王室がデンマーク系の同じ家系だったりするんですよね…確実に1500年以上の長きに渡って続いている我が国の皇室と比べるのは、無理があるというもの。

 あと、投稿に「将来的に皇位継承者が悠仁親王ただ1人となる可能性もあり、皇統の維持そのものが綱渡りとなってしまう」って書いてあるけど、「皇統」というのは普通「男系(父系)でさかのぼると神武天皇にたどり着く血筋」のことを言うんやから、女系・女性天皇を容認すると「皇統」が断たれてしまう確率が一気に高くなってしまうんですが…。
 また、スウェーデンやオランダは「皇位継承権」ではなく「王位継承権」だと思うんですがね。


 ついでに「森本謙三」でググってみたら、↓こんなのがw

朝日の基地外投稿 第101面

(抜粋)

630 名前:文責・名無しさん :04/08/11 11:09 ID:JXLO+PWc
「裂けた夏」を読み感じたこと
森本謙三(54歳・著述業、高知県中村市)

 七月二十九日付の本紙(総合版)「話題」欄「裂けた夏」を読み、感じたことを
書いてみたい。
 原水禁運動の分裂は一九五五年、「『いかなる国』(=社会主義国)の核実験にも
反対するかどうか」で、旧社会党系が日本原水協を脱退して別組織を結成したことに
さかのぼる。
 昔は私も「『いかなる国』問題では、社会党の方にことわりがある」と考えた時期
もあった。しかし、運動の中で「いかなる国」を「踏み絵」のように持ち出して、
少しでも考え方の異なる者とは絶対に共闘できないという社会党系(原水禁国民会議)
の態度は正しくない、と考えるようになった。そして、現在は日本原水協も日本共産
党も、「地球上のすべての核兵器の廃絶」を主張している。
 一九六八年の「自衛中立」(非武装中立ではない)の共産党見解と憲法九条の関係
にしても、当時と現在とでは国際情勢が大きく変化し、アメリカの「おひざ元」コス
タリカが、軍備を持たない国家として現実に存在する。日本共産党も憲法九条の完全
実施・自衛隊の解散を綱領に明記している。
 ともあれ、原水協も原水禁も過去を捨てて一致点で大同団結すべきだという点では、
私も筆者と同感である。


631 名前:文責・名無しさん :04/08/11 11:14 ID:pZ1mf6F4
>>630
現状維持がお望みですか、そうですか。
なら自衛隊解散なんて不可能に気付けよ。。
大矛盾をよくまぁしゃあしゃあと


632 名前:nimda :04/08/11 11:21 ID:XTU3P1nz
>>630
>当時と現在とでは国際情勢が大きく変化し、アメリカの「おひざ元」コス
>タリカが、軍備を持たない国家として現実に存在する。

つまり、日本もアメリカの軍の傘の下にいろ、と?

だとしたら、隣にミサイル発射する国や、日本の資源や領土を狙って
いる国がある現状を考えたら、在日米軍を大幅に増やしてもらわなきゃな(w

posted by safety_badwork at 00:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 皇室典範改正 | .
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